色々お話ししたいことはあるのですが、まだ入職したばかりなので、今日は、普段私が患者様と関わるときに意識している、看護の原点についてのお話を。
それは、”手当て”の力。
私が“手当て”の力を感じたのは高校生の時。
生理痛が酷かったのですが、痛み止めを飲むタイミングを間違え、休み時間になっても痛みが治らず、保健室に向かうことも出来ず、自分の席でお腹を抱えてうずくまっていました。
そんな私の姿を見かねた友人が、「大丈夫?」と声をかけながら背中の辺りをさすってくれました。
手の触れる感触と、服越しに伝わる温もり。
背中から伝わる友人の優しさ。
多分友人は、何気なくさすってくれたんだと思います。
そんななんてことない行為に、1人で辛い痛みに耐え、苦しんでいた私は、すごく安心してなんだか痛みまで和らいだのを覚えています。
…
医療や看護と聞くと、手術や採血などの処置に目が行きがちです。
もちろん、大切なことです。
医療技術の発展や看護・検査技術の進歩は、多くの命を救っていました。
日々看護技術の向上に努めるのは、看護師として働く以上当然の責務です。
でも、人と人が関わっています。
機械を相手にしているわけではありません。
生きている証として柔らかな肌と体温を持っています。
どうしても忙しさに翻弄され、余裕がなくなってしまう時もあります。
そんな時には、意識して深呼吸して立ち止まり、自分の手を見つめ、“手当て”の力を思い出して、気持ちを入れ替えています。
ただ、体に手を当てる。それだけです。
それだけなのに、優しく触れる手の温もりが、ときに薬以上の力があることを、私は知っているのだから。
…
そんな、忘れられない私の看護の原点のお話でした。
こういった話をする機会はそうそうないので、なんだか恥ずかしいですね。
実際に、触れるケアはタッチングやタクティールケアなどと言って、看護の世界で活かされています。
ハロウィンが終わったと思えば次はクリスマス。
あっという間に年末が近づいてきていますね。
お仕事が忙しくなってきたり、寒さで体にぎゅっと力が入ってしまう季節になってきました。
心の糸、張り詰めていませんか?
少し疲れていませんか?
眠りが浅くなっていませんか?
具体的に調子が悪いわけではなくても大丈夫ですよ。
心をゆるめに来てくださいね。
MMC 看護部 一色裕子
入職してから1週間経ちました!
早速私の看護を受けたいと希望して受診してくださる患者様もいらっしゃり、とても嬉しく思います。
最初は緊張された面持ちだった患者様が、お帰りの時には受診して良かったとスッキリしたお顔になられていて、看護の力を感じています。
健康が一番ではありますが、少しでも体調が優れない時や身体のことで不安なことがあれば、お気軽に受診してくださいね。
我慢しちゃうとより悪化してしまったり、治療に時間がかかってしまうことも…。
なんて、脅すようになっちゃいましたが、当院が皆様にとって、なんでも相談できるかかりつけ病院になれたらいいなあと思っています。
…なんて、入職したばかりなのに一丁前過ぎますかね…!(照)
写真は新しく導入されたニトリルグローブ青と、白のナースワンピースを着用した時のものです。
私の手はあまり大きくなくて、この手袋もSSサイズを装着してます。
普段プラスチックグローブの時はSサイズでいいのですが、細かな作業をする時はニトリルグローブやラテックスグローブの方が安心ですね。
(ラテックスアレルギーのある方は事前に教えてくださいね。)
ここ数日は暑かったですが、週末は冷え込むようなので、お風邪を引かないようお気をつけくださいね。
MMC 看護部 一色裕子
初めまして!
11月からこちらの病棟で勤務させていただくことになりました、看護師の一色裕子です。
最初のうちは特にご迷惑をおかけするかと思いますが、早く業務を覚えて患者様に安心安楽な看護を提供できるよう頑張りますので、ご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いします!
患者様におかれましても、新人ということで不安に感じることもあるかもしれませんが、今までの経験を活かして精一杯看護させていただきます!
そして、さらにスキルアップし、「一色さんにまた担当してもらいたい」と思ってもらえるような看護師になりたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!
看護師:一色裕子